ゴルフ会員権の個人売買
ゴルフ会員権の個人売買についてお客様から「個人同士で売買はできるのですか?」とご質問をいただくことがありますが、答えは可能です。
例えば友人の方がゴルフクラブの会員権を持っていて、それを譲渡もしくは売買といった形で名義変更することができます。
一般的に会員権の売買は会員権の仲介業者に依頼することが多いのですが、個人同士での手続きも面倒ではありますが可能です。
本人かどうかがはっきりと分かっていて、尚且つ会員権の名義も本人のものであれば特に問題はありませんが、他人名義の場合は注意が必要です。(例えば、ご友人のお父様の名義であるとかなど)
【個人同士の会員権の売買の流れ】
ご友人である売主様から会員証券と会員証 のコピー(表・裏)をもらいます。その時に必ず名義人と売主が同一人物かを確認してください。次に、ゴルフクラブに直接電話などで連絡を入れて、下記の内容を確認します。
・買おうとしている会員権の差押もしくは仮差押え通知などが来ていないか
・名義書き換えが出来る会員権かどうか
・年会費もしくはその他支払うべき費用のの支払いが滞納していないかどうか
・過去に紛失歴があり、再発行された会員権かどうか ※1
・入会条件の確認
・おおよその入会時期
※1 過去に紛失歴があり再発行した証券は、いわく付きと見なされ安値で取引される事が多いため
上記の事項を確認して、問題がなければ名義変更の手続きを進めます。
売主と売買価格などを取り決めてから、必要な書類を作成・申請を行います。
会員権を購入したからといって誰でも入会できるわけではなくゴルフクラブの認めた入会条件を満たした方のみ、ゴルフ場の審査・手続きを経て、承認を得たのち名義書換料を支払い、名義の変更ができます。ゴルフ場によっては名義書換料の他に入会保証金を預け入れるゴルフ場もあります。
名義変更には、ゴルフ場の入会審査が行われます。理事又はゴルフクラブ支配人での面接が必要になる場合が多く、年齢・国籍・紹介者・他クラブ会員権の所持有無・ハンディキャップの有無などが聞かれます。またた面接時に推薦人・保証人の同伴をもとめる所もあります。審査には約1ケ月程かかります。 コースによって入会条件があったりするので事前のチェックが必要ですが、代理店や会員権取扱業者に事前に情報を聞いておくとよいでしょう。審査完了後、晴れてクラブメンバーとしてプレーできるようになります。
【名義変更に必要な書類】
- ・印鑑証明書・・・譲渡人が用意
- ・実印・・・譲渡人が用意
- ・名義変更用紙(ゴルフ場指定)・・・譲渡人が用意
- ・債権譲渡通知書・・・譲渡人が用意
- ・譲渡証書・・・譲渡人が用意
- ・証券(会員券)・・・譲渡人が用意
- ・譲渡人の裏書署名と捺印(実印)要・・・譲渡人が用意
- ・携帯会員証(パス券)・・・譲渡人が用意
- ・キャディープレート・名札・・・譲渡人が用意
- ・委任状・・・譲渡人が用意
- ・紛失届け・・・譲渡人が用意
- ・戸籍謄本・・・譲受人が用意
- ・入会申込書(ゴルフ場指定)・・・譲受人が用意
- ・住民票・・・譲受人が用意
- ・紹介者2名(現会員) ・・・譲受人が用意
※ゴルフ場によって必要書類は異なりますので、必ず事前に確認を行ってください。